雑誌詳細:法学セミナー  2009.11

2009.11 通巻 659号

  • 紙の書籍
毎月12日発売
[特集1]
憲法 統治機構論入門
定価:税込 1,153円(本体価格 1,048円)
在庫なし
発刊年月
2009.10
雑誌コード
08069
判型
B5判
ページ数
140ページ

内容紹介

統治機構論を学ぶうえでまず押さえておきたいテーマにつき、概念・制度自体の説明はもとより、歴史や思想的な背景、学説の変遷、最先端の議論などにも踏み込み、統治機構論の理論的なおもしろさを教科書とはひと味ちがったテイストで伝える。

■現代の人権

「永山基準」の現在/城下裕二



■立法と現場

消費者行政の一元化と消費者庁設置関連三法/松本恒雄



■ロー・ジャーナル

インターネットによる名誉毀損――東京地判平成20年2月29日と東京高判平成21年1月30日/上村 都

裁判員裁判と死刑問題/柳 重雄



■法科大学院探訪

【特別編】第4回新司法試験の結果――法科大学院長のコメント/編集部





●特集=憲法 統治機構論入門



近代立憲主義/南野 森

民主主義/小泉良幸

法の支配/中林暁生

国民主権の原理/小島慎司

権力分立論/赤坂幸一

議院内閣制――法と政治の間で/林 知更



■ロー・クラス



都市型公設事務所の挑戦――弁護士を待つ人々の中へ(23)

 困った人は誰でも来んさい――明るい未来へ/二國則昭



現代司法書士論(20)第6部:多重債務分野2

 多重債務救済における課題/水谷英二



法学入門――自由に考えるための作法(2)刑法――平野龍一2/小粥太郎



発信 憲法地域事情(14)【熊本編】学者知事の選出と首長制/木下和朗



憲法 解釈論の応用と展開(20)統治機構(2)国民主権と代表制/宍戸常寿



行政法 事案解析の作法(17)出生届の不受理を理由とする住民票の不記載/大貫裕之・土田伸也



現行民法典を創った人びと(7)

 主査委員(4)――横田国臣・高木豊三

 外伝(3)――明治20年ファンシーボールと現行民法典の起草者たち/七戸克彦



不動産法入門(8)不動産の取引(7)宅建業者の説明義務の内容・程度/秋山靖浩



基礎トレーニング民法総則(32)団体の法理(その2)/中舎寛樹



物権法講義(20)第5章:用益物権(2)永小作権・地役権・入会権/河上正二



セカンドステージ債権法(47)不当利得の諸類型(1)

 ――侵害不当利得・給付不当利得/野澤正充



刑法総論の考え方(8)違法論総説/松原芳博



刑法各論で考える(26)社会法益に対する罪7

 ――偽造罪3(有価証券偽造罪・支払用カード電磁的記録に関する罪・通貨偽造罪)/伊東研祐



会社法入門──市民・消費者の視点から考える(14)

 株式交換・株式移転――その活用と濫用/上柳敏郎



国際民事訴訟法講義――国内訴訟から考える(2)裁判権の免除/古田啓昌



■最新判例演習室

憲法/榎 透

行政法/石井 昇

民法/吉永一行

商法/鳥山恭一

民事訴訟法/上田竹志

刑法/松宮孝明

刑事訴訟法/笹倉香奈

労働法/道幸哲也



■ライブラリー

書評■大村敦志著『民法読解 総則編』/鎌田 薫

書評■浜田純一・田島泰彦・桂敬一編『新訂 新聞学』/清水英夫

新刊ガイド



■ロー・フォーラム

裁判と争点

立法の話題

最新立法インフォメーション

司法改革ウォッチング■裁判員制度の動きをみる/新しい裁判が始まった日



法科大学院生レポート

司法修習生

弁護士事件ファイル

司法書士の生活と意見

判事補メモ

始動 裁判員制度――現場の声と傍聴体験記

ついに開始された裁判員制度。全国各地裁に係属した事件の判決が、日々報道されている。座談会で現状を確認し、量刑選択、被害者参加のあり方、公判前整理手続の機能などに注目。各地の傍聴記も複数掲載。